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人生はセルフイメージで全て決まる



セルフイメージとは、

「自分はどういう人間であるか」

という自己イメージのことです。



「できない自分」と思っているのか

「できる自分」と思っているのか。


「裕福だ」と思っているのか

「貧乏だ」と思っているのか。


「愛されるやつだ」と思っているのか

「愛されないやつだ」と思っているのか。


「年収は500万がふさわしい」と思っているのか

「年収は1億円がふさわしい」と思っているのか。

 



つまりは、


「自分が自分のことをどういう人間だと

評価しているか、思っているか」


のことを言います。



「自分はやれるやつだ」と評価しているセルフイメージを持っていることを、

自己効力感(セルフエフィカシー)があるとか、高いとか表現します。


人生はこのセルフイメージで全て決まります。

全てが、「自分が思ったとおりになっていく」からです。



20世紀最高の成功者の一人に、

車のフォード社を作った、

ヘンリーフォード氏がいますが、

こういう格言があります。



「本人ができると思えばできる。

できないと思えばできない。

どちらにしてもその人が思ったことは正しい。」




また、タイガーウッズの有名なエピソードもあります。




それは2005年、『アメリカンエクスプレス選手権』でのこと。

最終日のプレーオフ。

 

激戦を繰り広げ、ゲームをリードしていたタイガーウッズ選手。

勝負も終盤に差し掛かり、対戦相手の最後のパットという大事な場面。

外せば自分の優勝、入れば同点でゲームやり直し

という場面でウッズは相手のパットの瞬間に

 

「入れ!」

 

と念じたそうです。




成功する(ここでの成功の定義はお金持ちではなく、やりたいことをやりたい様にやれている)人は全て、セルフイメージが高い。

高いセルフエフィカシーをちゃんと持っているのです。



例外はなく、これは絶対条件です。



成功というのはあくまでも状態であり、結果です。

高いセルフイメージを持ち続けた結果が成功なのです。



では、成功していない(やりたいことをやりたい様にやれてない)人はどのようなセルフイメージを持っているのか?




ヘンリーフォードの格言に当てはめると


「私はできないやつ」と思っており、


ウッズの逸話の場合だと


相手に「外せ!」と願っている。


どちらも自分はダメな人間であるという観念を持っており、相手に対して失敗や損失を願っているということになります。





それではここでウッズはなぜ入れ!と願ったのか?

もう少し深堀ってみよう。



「入れ」の逆、もし「外せ!」と唱えるということは、どのようなセルフイメージでいるのかを考えてみると分かりやすい。



「外せ!」と願うということは

”相手が外してくれないと、勝てない自分”

このようなセルフイメージでいるということになる。


もしあの場面で相手の敗北を願ってしまうと、自然と自分のセルフイメージを下げてしまいます。それは自分が相手と対等もしくはそれ以下の存在であることを自分自身で認めてしまうことになるのです。



なのでウッズは高いセルフイメージを維持するために、入るように願ったのです。




ではあなたがセルフイメージを高めたい!と思った時にどうすれば良いのでしょう。

具体的に必要となる4つのステップと注意点をあなたに紹介します。





ステップ1

〜セルフイメージの開発〜


何でもかんでもイメージしたら良いのかというとそうではありません。

あなたに合う、適切なセルフイメージでなければ意味がないのです。

では適切なイメージ設定はどのように作るのかを解説します。




まず第一に高いセルフイメージを掲げます。


「今の自分」では到底手が届かないような自己認識を持ちます。



例えば

年収300万円の人がいたとして、自分自身の高いセルフイメージとして年収1000万をセルフイメージに掲げます。


今の3倍強の年収にならないといけないので、今までの考え方や働き方、在り方すらも根本的に変えないと到底達成することは叶わないと、初めて気づきます。


高いセルフイメージを掲げたおかげで、

気づかざるを得ない

という状況を作り出せたのです。



このままではダメだと気づくと年収1000万円の人達が、どの様に生きているのか?などの情報の収集を始めます。


するとその人たちがやっている「行動」にフォーカスが向きます。

1000万クラスの人がやっていることを自然と脳がトレースするようになるのです。


1000万クラスの人が読む

書物や雑誌


1000万クラスの人がする

余暇の過ごしかた


1000万クラスの人がする

仕事術


1000万クラスの人の

人間関係



300万円の年収でいた時には見えなかった、景色が見えてきます。

世界が広がり見える物事や景色が大きく変化するのです。

これは脳の認知の幅が広がったとも表現されます。


1000万クラスの人と同等の視座の高さを持つことにより、見える景色が一気に広がるのです。


マンションの2階から見える景色と、タワマンの最上階から見る景色が全く違うのと同じです。

タワマンや高層ビルからの景色の方が、より遠く、広く見えるのと同じで。



高いセルフイメージ=高い視座=広い視野

なのです。



これには過去の実績や、これまで積み重ねてきたもの、自信などは全く関係ありません。

「過去の何か」には全く意味がないのです。


もし、過去の実績を元にしてセルフイメージを作ってしまうと、これまでの現実の域を超えない、こじんまりとしたイメージとなってしまいます。

平社員が課長レベルをイメージしても視座はほとんど変わらないでしょう。



大事なのは「今の自分では達成不可能な」セルフイメージにするということです。


平社員が社長になって日本中を飛び回っているというようなセルフイメージイメージにするのです。





ステップ2

〜正しい方向であるのかを確認する〜


ステップ1でセルフイメージを作ったら次に、向おうとしている方向があっているのかを確認します。


本当に目指したいと感じているのか?

本当に心の底から望んでいるのか?

自分自身に問いかけるのです。



自分の奥深くから湧き上がる「欲求」と「行動」が一致して初めて、高いセルフイメージに向かっていくことになります。思っていることとやっていることに乖離があればあるほど、イメージ通りの自分からは遠ざかっていきます。


言っていることとやっていることが一致している時に、人はしっかりと前進していきます。

その際にはやっているあなたの行動に「納得感」であったり「確信」のような感覚を得られます。



作ったイメージに向かう際にこの二つの感情があるのか、自分自身と向き合い、吟味しなければなりません。



この二つの感覚を持ち合わせ、且つ行動し、前に進んでいる時に初めてワクワクという感情が湧き上がります。

私は自分でこう問いかけています。

「栗山よ、それは心躍るのか?」と。


作ったイメージが本当になりたいものである場合にワクワクするのです。

そこに向かって努力している時にも必ずワクワクがあります。



どれほど大きな壁が立ちはだかろうとも

どれだけ大きな苦難があろうとも

どれだけ自分の小ささと無力感を痛感させられても


そんなものは関係ないのです。

欲求と行動が一致している時にはどのような状況でもワクワクするのです。



先ほどのウッズの状況でも同じです。

勝つか負けるかの局面でワクワクしているのです。

相手がパットを沈めて、俺と対等に渡り合えるに相応しい相手なのかを見定めています。


実際にはそのシーンでは相手がパットを外し、その瞬間にウッズの優勝が決まりました。

しかし、その時にウッズは非常に不満げな、物足りなさを思い切り表現してるかのような表情をしています。



ウッズのセルフイメージはその大会での優勝するという、小さなものではなく、もっと大きな壮大なイメージなのでしょう。

そして心の底からそのイメージ通りの人間になろうと、行動し、ワクワクの感情を楽しみながら、たくさんの困難にぶつかりまくっているのです。



あなたも作ったイメージが本物の自分の欲求なのか?を考えてみてください。


・ただ周りに流されて決めただけでは?

・自分の意志のみで、本当に望んでいる未来か?

・それを達成したら具体的にどうなっている?

(精神面・肉体面・感情面・経済面・人間関係面・仕事面)


上記の3点を、自分に問いかけましょう。

自分自身が心底なりたい未来か一度考えてみてください。



適切な高いセルフイメージを作れるとそこには必ず「居心地の悪さ」を感じられるはず。

そうなりたい!というワクワクと同時に、その裏側にある大変さや、責任感などの負の感情も必ず出てきます。


この負の感情も併せて、感じ取ってください。


きちんとワクワクという正の感情と、

ドキドキする怖いといった負の感情も

同時に湧いてくるようなセルフイメージを作り出してみてください。





ステップ3

〜セルフイメージを維持する〜


ステップ2での質問に全て答えられようになっていれば、あとは自ずと何をすべきか?は決まってきます。


そのイメージ通りの人間であれば、日々何をするのか?を考えていけば、するべき行動(To do)が決まります。


あとはワクワクを感じながら、そのTo doを日々淡々と行っていけば良いのです。

ただセルフイメージに則った行動を始めると必ず、困難に直面したり、こちらで良いのか?とあなたを迷わさせる出来事が、多々出てきます。


その時には、一度立ち止まり、その行動は


・ただ周りに流されて決めただけでは?

・自分の意志のみで、本当に望んでいる未来か?

・それを達成したら具体的にどうなっている?

(精神面・肉体面・感情面・経済面・人間関係面・仕事面)


と問いかけ、また自分を見つめ直します。



このようにして、ワクワクを感じられている行動をひたすら積み重ねることで、セルフイメージは維持ができます。



ですがもしその時に、ワクワクするものが変わってしまってもOKです。

その時その時の自分の欲求とワクワクに従いましょう。



1分1秒たりとも、全く同じ私が存在することはありません。

人は触れた情報や知識によって無限に断続的に変化を続ける生き物です。

機嫌の良いときと、悪いときで下す決断が違うのと同じで、その時の環境やタイミングや感情によって大きく変化します。

他人も然り、自分も然り、あの時と同じ人間であるとは限りません。

なので日々行動を起こし、情報に触れ続けることで目指すセルフイメージは刻一刻と変化します。



もしかしたら、自分自身への新たな発見があり、その時に大きくセルフイメージは変わっているかもしれません。

確率は無限に存在するので、初めからセルフイメージが変わらずに当初のままずっと突き進む形になることもあるかもしれません。



どちらにせよ、自分のワクワクに身を任せ、ありのままに欲求を叶える方向に行動し続ければ良いのです。




ステップ4

〜アファメーションを行う〜


アファメーションとは自己暗示のことを言います。


私は年収1000万の人間だ

私は年収1000万の人間だ

私は年収1000万の人間だ


パットよ入れ

パットよ入れ

パットよ入れ


私はできる人間だ

私はできる人間だ

私はできる人間だ


このように唱え続けるのです。




私自身も常に目に見えるとことに自己目標を掲げています。

・スマホの画面に見えるようにしておく

・毎日唱える。困難があった時にも何もない時もいつも唱える。



そんな胡散臭い・・・

アホらしい・・・


そのように感じていると思います。


が、しかしこれがかなり効果を発揮するのです。



人は1日の中で数千回もセルフトーク(自己対話)を脳内で繰り広げます。


「暑いなぁ、水が飲みたいよ」

「あいつ、なんであんなに自己中なんだろう」

「私のせいで、会社が大変なことになってしまった」


などなど


日常的な簡単な内容から、人生を左右するような一大事まで。

大小様々なセルフトークが繰り広げられます。



このセルフトークを繰り広げている、みなさんが自分で自分だと思っている思考の大部分のことを「自我」や「意識」と言います。

その「自我」や「意識」と呼ばれる部分でみなさんの認識できるセルフトークが繰り広げられるのですが、実は意識は脳の中での全思考のたった5%でしかないといわれています。


そして自我や意識の裏側には、深層意識や無意識というものが存在しています。

そこではあなたの脳内の思考全体のおよそ95%が行われているのです。


先ほどステップ3でやるべきことは勝手に決まってくると言いましたが、それはこの無意識の部分が勝手に膨大な量の情報を検索をし、思考をし、これは今すぐしないといけない!これは優先!これは後回し!と決断をしているからなのです。



意識の部分で自分の欲求であるワクワクを感じ取って

セルフイメージを作り、それを言語化して繰り返しセルフトークする。

これがアファメーションを利用して実際に設定したセルフイメージに自分を近づけていく手法となります。



無意識さんは常にセルフトークの声を聞いて言います。

すると無意識さんは、「そうか私はこうなってないといけないのか」と認識します。



これは余談ですが、無意識さんは主語を理解できません。

なので、「あいつなんか不幸になればいい」とセルフトークをすると

無意識さんは「不幸にすればいいのだな」と認識します。

すると一所懸命に自分が不幸になる方法を見つけ出し、そちらの方向へ導いて行きます。


だから他人の悪口は絶対に言ってはいけないのです。すぐにセルフイメージが落ちていきます。不平不満などの汚い言葉も絶対に使ってはいけないのです。



話を戻します。

セルフトークを聞いた無意識さんが、意識さんの20倍もの思考ボリュームを持ってして、あなたがやるべきことを勝手にどんどん構築してくれるのです。

これが先ほど私が ”行動は勝手に決まる” と言ったロジックです。これが脳の原理原則なのです。

必要な情報はどんどん取り入れ、邪魔な情報は省き、優先順位を決定づけて、その構築した行動パターンに駆り立てるよう、宿主であるあなたの体をコントロールしています。



意識の部分と、無意識の部分の意見が一致している時に、人はものすごい勢いで進化をするのです。



逆に進化していない人(頑固な方)や、やりたいことがやれてない人(我慢ばかりしている人)というのは、セルフトークにより、


「私は変わりたくない!」

「このままの現状がいいんだ!」

「私はダメ人間だから」

「私には無理だ」


と自己洗脳をしているということになります。


無意識さんは一生懸命、変わらないように、変化しないように努めるわけです。

変わらないで良い理由をとてもクリエイティブに創作します。(クリエイティブ  アブォイダンス)


「だって先生がこれはやめた方がいいと言ったから」

「でも私にはまだ時期尚早で」

「主人に確認しないとわかりません」

「だってよく分からないんだもん」

「今はそういう時代じゃないでしょ?」


などなど、、、

手を替え品を替え、様々理由付けを出してきます。

できなかった言い訳を沢山用意し、あたかもそのせいで無理だったんだと、自分自身を納得させるようなセルフトークを生み出していきます。




人生はこのセルフイメージで全て決まります。

全てが、「自分が思ったとおりになっていく」のです。


ワクワクを感じる、壮大な夢を持ち

大志を抱いて、前へ進もう!


あなたのセルフイメージはどんなものですか?

もし明確なそれがあるのなら、聞かせて頂けないでしょうか。

お待ちしております。



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